Exhibition

時代を切り開く特別展覧会

戸定邸の各所に、国内外のアーティストによる作品展示を行います。

展示はガイデッドツアーにご参加いただくことで、ご覧いただけます。

事前予約は締め切りましたが、当日参加枠を設けております。1回50分のツアーを30分毎にご案内しております。参加人数調整のため、少しお待ちいただくことがあります。

Ars Electronica Salon

メディアアートの研究機関「アルスエレクトロニカ」がキュレーションする「Garden of Creativity – はじまりの庭 -」

想像上の修辞法 / Imaginary rhetoric

《空白のプロジェクト
#4 想像上の修辞法》は東日本大震災を機に開始したプロジェクトの完結作です。人間を越えた対話や言葉について考え、他者との境界を意識した時に、鳥居とその語源が脳裏に浮かびました。鳥の存在を人工的に生成する方法はいくつかありますが、バードコールという音具の不思議なさえずりを思い出しました。鳥の囀りのメカニズムから程遠いと理解してもそのように聞こえる現象を面白がるユーモアを共有すべく、本作はバードコールにモータを備え自律的な環境装置としました。「修辞」という語は時に「意味がない」ことを示します。鳴管構造でなく木片と擦れるネジの回転機構の制御プログラムに鳥のように鳴けという命令を記述することは不可能です。ただ、この装置の悪戯なふるまいについて、人間、他の知性、そして環境が同様の誤解を共有するかも知れません。そして興味を引かれたとしたら、それは生存本能よりも好奇心から生成される芸術概念に通じるような気がしているのです。
展示場所:戸定邸

三原 聡一郎

世界に対して開かれたシステムを提示し、音、泡、放射線、虹、微生物、苔、気流、土、水そして電子など、物質や現象の「芸術」への読みかえを試みている。2011年より、テクノロジーと社会の関係性を考察するために空白をテーマにしたプロジェクトを国内外で展開。2013年より滞在制作を継続的に行い、北極圏から熱帯雨林、軍事境界からバイオアートラボまで、芸術の中心から極限環境に至るまで、これまでに計8カ国12箇所を渡ってきた。
主な個展に「空白に満ちた世界」(クンストラウム・クロイツベルク/ベタニエン,ドイツ,2013/京都芸術センター、2016)、グループ展に、札幌国際芸術祭2014(芸術の森有島旧邸, 2014)、「サウンドアート——芸術の方法としての音」(ZKM、ドイツ、2012)など。展覧会キュレーションに「空白より感得する」(瑞雲庵, 2018)。共著に「触楽入門」(朝日出版社、2016)。アルス・エレクトロニカ、トランスメディアーレ、文化庁メディア芸術祭、他で受賞。プリアルスエレクトロニカ2019審査員。NISSAN ART AWARD2020ファイナリスト。また、方法論の確立していない音響彫刻やメディアアート作品の保存修復にも近年携わっている。
(撮影: 山本糾 courtesy of Tsushima Art Fantasia)

GHOST FOREST(ゴースト・フォレスト)

絶滅した樹木のバーチャルな要素とリアルな要素を組み合わせた大規模なインスタレーション。ネゲブ原産のヤシの木の葉に影を落とす映像シリーズと、考古学者によって発見された絶滅した植物の種子の断片を再現した金色のミニ彫刻のコレクションで構成されています。未来に復活した木々で構成される幽霊のような森である植物のタイムマシン。古代の風景を再現し、人類が自然に与えたダメージを修復することはできないだろうかという希望を植える作品です。
※今回は映像インスタレーションの部分展示となります
展示場所:戸定邸

Olga Kisseleva
オルガ・キセレバ

STARTS Prize 2020受賞。国際的なアート&サイエンスの分野のキーパーソンの一人であるオルガ・キセレバは、科学者として作品に取り組んでいます。彼女は、科学、生物学、地球物理学を用いて、実験、計算、分析を行いながら、科学的なメソッドを駆使した作品を制作しています。彼女の作品は、ポンピドゥー・センター、ルイ・ヴィトン財団、ZKM、モスクワ近代美術館、ニューヨーク近代美術館など、世界で最も重要な美術館のコレクションに収蔵されています。パリのソルボンヌ大学で現代美術を教えるキセレバは、アート&ニューメディアプログラムの責任者であり、Art&Science International Instituteの創設者でもある。
写真:Didier Goupy

GHOST FOREST
コラボレーター:Lilia Chak

Special Exhibitions

国内外で活躍するアーティストによる戸定邸での特別展示

いしのこえ

「いしのこえ」は、石を題材にした触れるインスタレーション作品です。
「石の声を聴く」というネイティブアメリカンの知恵と技術をインスピレーションに、中学生とのワークショップを通して制作したものです。私たちは「人があらゆる情報の中から、どのようにして自分の感性の世界を見つけ出すか」ということに興味がありました。なぜネイティブアメリカンは、石の声を聴く必要があったのか?それはどのように、何のために行われたのか?そもそも石に声はあるのだろうか?このような問いについて中学生と自由に考え、現代における石との対話方法を模索しました。
協力:茅ヶ崎市立西浜中学校、茅ヶ崎市立松林中学校、茅ヶ崎市美術館
写真:
Kenji Kagawa

MATHRAX

電気、光、音、香り、木や石などの自然物を用いたオブジェやインスタレーションの制作を行う、久世祥三と坂本茉里子によるアートユニット。ふれるとオルゴールのような音を奏でる動物の木彫や、水面に映る光を題材にしたLED照明などを発表。デジタルデータと人間の知覚との間に生まれる現象に注目し、人が他者と新たなコミュニケーションを創り出していくしくみを取り入れた作品づくりを行う。

Student Programs

未来を築く子供たちによる創造性豊かな発明作品を紹介

コンテンツ産業の振興を積極的に推進する松戸市では、平成30年度から無料のプログラミング教室「”Cygames presents”Tech Kids CAMP in MATSUDO」を開催し、 市内の小学4年生~6年生の皆さんに、プログラミングの楽しさや可能性を感じてもらう機会を提供。参加したお子さんたちが作った作品は個性やアイデアが豊富で、 今後もっと良い作品にしていきたい、などの向上心や継続意欲のあふれる声も聞かれます。

その向上心や意欲を発揮する機会として松戸市では、令和元年度に初開催した 「MATSUDO KIDS プログラミングコンテスト 2020」を、今年度は対象を中学生まで拡げて、開催しています。

本展示では市内の小中学生がつくったゲームやアプリのコンテスト受賞作品10点を展示。体験も可能です。
展示場所:松雲亭